彫りがなくても質で売れる「翡翠」の真価|世田谷区で山のような印材から見出した70万円の鑑定録
| 品目 | 中国美術 印材 |
|---|---|
| 買取価格 | 70万円 |
山のような印材の中に眠っていた「石の王」|翡翠が放つ圧倒的な存在感
先日、東京都世田谷区のお客様より、代々受け継がれてきた膨大な書道具のコレクションについてご相談をいただきました。成城、等々力、深沢、駒沢、奥沢、代沢、北沢、代田といった地域を巡るのは私の日常ですが、今回は特に圧倒されるほどの印材の数に、鑑定士としての血が騒ぎました。
整理を任された段ボールの中には、まさに「山」と呼ぶにふさわしい、数百点に及ぶ印材が詰め込まれていました。その多くは一般的な石材でしたが、中ほどをかき分けたとき、一際重厚な光沢を放つ緑色が目に飛び込んできました。それが、今回70万円での買取となった翡翠(ひすい)の印材です。
えびす屋は世田谷区をはじめ、隣接する杉並区、目黒区、大田区、渋谷区、さらには三鷹市、調布市、狛江市といった地域にお住まいの方々からも、日々多くのご相談をいただいております。これらの世田谷区周辺の地域全般で幅広く買取を行っておりますので、その辺り全般の鑑定ならぜひ「えびす屋」に任せてください。
えびす屋は創業40年。美術商組合の正会員として、隠れた名品の価値を見逃すことなく、次世代へと繋ぐお手伝いをしております。
■ 彫りよりも優先される「翡翠本来の美しさ」
よく「彫刻がない印材は価値が低いのでは?」というご質問をいただきますが、翡翠に関してはその限りではありません。むしろ、彫りがない「無垢(むく)」の状態こそが、石そのものの質を誤魔化しなく証明することに繋がります。今回、70万円という破格の査定額に至った理由は、主に二つの「規格外」にありました。
- ・圧倒的なサイズ感:翡翠は非常に硬く、大きな原石から傷のない部分だけを印材の形に切り出すのは極めて困難です。今回拝見したお品は、通常の印材よりも一回り以上大きく、これほどの大材は現代ではまず手に入らない代物でした。
- ・誤魔化しの利かない「石の質」:翡翠の価値は透明感と翠(みどり)の深さで決まります。彫りがない状態は、石の不純物や亀裂を一切隠すことができません。つまり、彫りがないからこそ、最高級の石質であることが一目で証明されていたのです。
印材は彫りではなく、まず「質」で売れる世界であることを再認識した鑑定でした。
■ 世田谷区周辺の印材・書道具鑑定ならえびす屋へ
世田谷区、杉並区、目黒区、大田区、渋谷区、三鷹市、調布市、狛江市といった、この辺り一帯には、かつての文人が愛した名石がまだまだ眠っています。
歴史が育む石の真価
翡翠の印材は、古ければ古いほど、現代では見ることのできない極上の石質を秘めている可能性があります。私たちはその小さな可能性を逃さず、誠実に評価いたします。
一点からの誠実査定
「彫りもない石だから」と諦めてしまう前に、ぜひ一度拝見させてください。創業40年の経験に基づき、一点の印材に込められた自然の恵みと歴史を重んじ、真心込めて拝見させていただきます。