買取実績

石の質を超越する側款の芸術性|世田谷区で山のような印材の中から見出した9万円の価値

印材日本/韓国美術
品目 印材 日本/韓国美術
買取価格 9万円

石の質を超越する側款の芸術性|世田谷区で山のような印材の中から見出した9万円の価値

世田谷区の同じお客様宅での鑑定も、いよいよ大詰めを迎えました。翡翠や銅印といった一目で価値がわかる品々を仕分けた後、残った印材の山をさらによく見ていくと、ある一点の石の側面に、流麗かつ力強い文字が刻まれているのが目に留まりました。世田谷区(成城、等々力、深沢、駒沢、用賀、上野毛、二子玉川、三軒茶屋、下北沢、豪徳寺、経堂、千歳船橋など)を回っておりますと、こうした「側款(そっかん)」にこそ真の宝が隠されていることがございます。

 

その刻銘を確認すると、それは近代日本篆刻界を代表する名工、二代目 中村蘭台の手によるものでした。石材自体は、特に高価な石種ではなく、本来であれば価値が付きにくいものです。しかし、蘭台の刀法が冴え渡る側款が刻まれているとなれば、話は別です。印面(彫られた文字)だけでなく、その横顔に刻まれた芸術性を正しく評価し、一点で9万円の買取をさせていただきました。

 

えびす屋は、世田谷区全域はもちろん、隣接する渋谷区、目黒区、大田区、杉並区、中野区、さらには武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市といった周辺地域全般で幅広く出張買取を行っております。もし、大切にされてきた書道具の整理をお考えであれば、その辺り全般で買取している、その辺りならえびす屋に任せてと安心してお声がけください。この辺り全域、どんなに地味な石であっても、その側面に刻まれた歴史を一つひとつ丁寧に読み解きます。

 

えびす屋は創業40年。美術商組合の正会員として、素材の良し悪しに惑わされることなく、作品としての「格」を適正に鑑定いたします。

 

■ 側款(そっかん)が語る、二代目 中村蘭台の圧倒的な価値

印材の価値は、石のランクだけで決まるものではありません。誰がその石に魂を込めたか、という点が何よりも重要視されます。

 

1. 篆刻の名門・中村蘭台の息吹

二代目 中村蘭台は、伝統的な技術を継承しながらも、近代的な造形美を追求した篆刻家です。今回9万円の評価となった決め手は、側面に刻まれた文字のキレ、そして蘭台特有の風格がしっかりと残っていた点にあります。石そのものが普通であっても、名工の「サイン」が刻まれた瞬間、それは唯一無二の美術品へと昇華するのです。

 

2. 「見逃されやすい価値」を救い出す査定

側款は、埃を被っていたり、石が安価なものだったりすると、専門知識のない業者では見落とされてしまうケースが多々あります。しかし、私たちは山のように積まれた印材を一点ずつ手に取り、指先の感覚とルーペでその刻みを精査します。この「一点精査」の積み重ねこそが、お客様の信頼に応えるえびす屋の誇りです。

 

■ 世田谷区周辺の書道具・中国美術の整理ならえびす屋へ

世田谷区、渋谷区、目黒区、大田区、杉並区、中野区、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市といった、この辺り一帯にお住まいの皆様。古いや筆、そして一見価値がなさそうに見える小さな印材など、整理にお困りではありませんか。

 

高額な中国美術はもちろん、日本国内の名工による和製の書道具も、えびす屋は誠意を持って鑑定させていただきます。創業40年の実績を胸に、大切な道具に込められた価値を次代へと繋ぐお手伝いをいたします。まずはえびす屋までお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

田附 時文(たづけ ときふみ)

えびす屋 鑑定顧問 / 印材・名工遺墨専門査定士

父親の代より創業40年以上にわたり、印材・書道具・美術品の鑑定・買取に携わる「えびす屋」の鑑定顧問。特に翡翠や銅印、田黄石などの希少な素材の目利きにおいては、長年培われた圧倒的な経験に基づき、多くのコレクターから厚い信頼を寄せられています。

現在は、東京・大阪・京都の各美術商協同組合に加盟し、誠実かつ適正な査定を第一の信条としています。世田谷区を中心に東京都全域で、大切なコレクションの価値を最大限に評価いたします。