印材の魅力について えびす屋の豆知識

印材の魅力について えびす屋の豆知識

皆様、お久しぶりです。

文房具買い取り専門店のえびす屋です。

さて今回は印材の魅力や、種類など沢山のお話を出来ればいいなと考えております。

いきなり本題ですが、印材には沢山の種類があります。定番の物を何個か上げていきすね。

1 青田石(せいでんせき)

青田石(せいでんせき)という石の材質。青田石は、中国の浙江省青田県の季井嶺にある図書洞から産出されております。

特徴は石自体が柔らかく、篆刻しやすいのが特徴的です。

豆知識ですが、最初の人類で使われた石印材は青田の澄光凍であるといわれていますが、現在はもう無くなったと言われております。
色調が単色で薄い色をしており、石だけの材質だけではそんなに高い材質ではありません。

2遼凍石(りょうとうせき)

遼凍石(りょうとうせき)は、中国の北部にある遼寧省から産出された石となっております。

特徴としては、、透き通った色目が特徴で、磨くと美しい光沢が出るのが特徴と言われております。

石時代も彫りやすい為、初心者が篆刻を始めるに当たって、やりやすい篆刻となっております。

ただ、石自体の価値はそんなに高い訳では無く、市場でも1点ずつ売ることが難しい材質となっております。

3 吉林長春石

吉林長春石

この石も石自体にそんなに価値がなく、初心者の方が練習用で篆刻するのに使われる石となっております。

市場に出しても、1点では売ることが出来ず、山で売られる材質となっております。

1個100円ぐらいが相場かもしれません。

4高麗石

高麗石も安価で篆刻初心者にオススメな印材となっております。

産地は、韓国である朝鮮半島の石と言われております。

この石も1点ずつで売ることが難しく、市場になると、青田石などと一緒に売られる事が多いと思います。

5 田黄石(でんおうせき)

石の王様といえば、間違いなく田黄石かと思われます。後ほどに出てくる鶏血(けいけつ)と並ぶトップクラスの石となっております。

この石の産地は中国福建省で産出される寿山石の1つと言われております。

主な成分は葉ロウ石(ようろうせき)と呼ばれるロウ状の柔らな石となっており、少し文様があったり、赤の線が入ったりしております。

名前の通り、黄色が帯びておるのが特徴でもあります。

約200年前の中国(清朝時代)の時に採掘されたと言われておりますが、現在も採掘をされていると言われております。

ただ、田黄石は小さいグラム、例えば判子1つの大きさで800万もしたりする石なので、それだけ高額な
取引があるという事は希少性が凄く高いという事です。

さらに詳しく話すと、田黄石にも様々な種類があります。

  • 果物のみかんの皮のような発色に似ていることから、橘皮黄と言われております。
  • 成熟した栗のような発色に似ていることから、熟栗黄と言われております。
  • 栗子黄… 未成熟の栗のような発色に似ていることから栗子黄と言われております。
  • そのままですが、黄金のような色黄金(皮)黄と言われております。
  • 鶏の油のような発色に似ていることから鶏油黄と言われております。
  • 枇杷のような色から枇杷黄と言われております。
  • 植物であるキンモクセイのような発色から桂花黄と言われております。

このように田黄石には、様々な種類があると言われておりますが、オークションで出てくると

一纏めで田黄色という名前でオークションが開始されます。

ただ田黄石は本当に難しく、プロ同士でも意見が分かれる事があります。

ですので、買い取りのときは、是非文房具専門店のえびす屋にお問い合わせください。

確かな目利きで、正規の値段で買い取ります。

6鶏血石(けいけつ)

 

次にお話するのは、鶏血石という印材についてお話致します。

この印材は、見た目が鶏の血のような鮮やかな血に似ている事から鶏血という言われるようになったと言われております。

改めてそのような考えで鶏血石という名前になったと思うと、少し怖いですね笑

鶏血石は大きく「昌化鶏血石」と「巴林鶏血石」の2つに分けられると言われております。
違いに関しては産出地の違いで、昌化鶏血石は浙江省にかつて存在していた昌化県で産出されたと言われておりまり、
巴林鶏血石はモンゴルのバイリン右旗で採れたと言われております。

ただ、市場に出てきた際は、一括りで鶏血石という名前で出てきます。

この印材は真贋が、上記に出てきた田黄石と同じくらい難しいと言われております。

実際、この印材の古く見るポイントは、箱であったり、伝来であったりなどで見分ける事が多く、

印材の質での判断は、鶏血石の色の濃さなどで判断することが多いと言われております。

もし、気になる方がおられましたら、気軽にラインから査定も行えますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

最後にご自宅などに眠っている印材や文房具などは、現在ではもしかすると想像以上の価値を持ちます。実際中国の印材などはとても高く値段が上がっております。
特に古い時代のものや、色の濃いものは、その価値が格段に高いといえます。しかし、その価値を正確に評価するには専門的な知識が必要です。

鶏血石や寿山石、田黄石の査定や買取を検討している方は、ぜひえびす屋にお任せ下さい。

NEWS