骨董コラム 食器を高く買い取ってもらう方法 

食器の歴史・種類・買取ポイント

食器の買取を考えている人はいらっしゃいませんか?

遺品整理や引っ越しなどで、お皿や、器、鉢、茶碗などを処分したい、買い取ってもらいたいと考えている人は、是非えびす屋にお問い合わせ下さい。

食器の歴史

日本でも食器の始まりでは、石器時代(せっきじだい)から始まったと言われております。

石器時代から始まり、鎌倉時代までは、土で出来たお皿や、漆のモノで食卓を囲っておりました。

さて、現在身軽にある磁器のものは、始まりは1616年 (江戸時代初期)有田焼から始まったと言われております。

種類

日本の焼き物

伊万里焼

有田焼は、佐賀県.長崎県にある焼き物で、骨董業界では伊万里といい、

沢山のファンの方が多くおられます。

江戸時代初期に作られた初期伊万里を集められるコレクターの方は沢山おられます。

お皿だけでなく、蕎麦猪口やのぞき、香炉など様々な形があります。

伊万里焼は、民間の方に行き届くように、大量生産をした特徴があります。

九谷焼

伊万里の影響により金沢で九谷焼が誕生しました。

九谷焼は、1655年に、有田で陶技を学んだ後藤才治郎から始まったと言われております。

只、原因は分からないのですが、九谷焼は約100年で廃窯となり、

この間に焼かれたものを、「古九谷」と呼んでいます。

古九谷も、伊万里焼と同じようにコレクターは沢山おられます。

鍋島焼

鍋島焼は、伊万里焼と同じ佐賀県である佐賀藩(通称、鍋島藩)で、時代も

江戸時代1650年頃に焼かれた窯ですが、徳川幕府に献上品として

焼かれたというのが特徴的です。

時代や同じ佐賀県ともあり、伊万里焼と鍋島焼との違いは、

伊万里焼は民間に行き届いた焼き物。

鍋島焼は、政府などの献上品。

鍋島焼は、献上品として高級な磁器として扱われていた為、あまり数が多くなく、

市場にでると高額な取引がされます。

織部焼、瀬戸焼、御深井焼、美濃焼、唐津焼

日本の焼き物で、上記の焼き物のお皿は現在高騰しております。

1つ1つ細かい説明になりますが、宜しければご参照ください。

織部焼

織部焼は、お皿になると数があまり多くなく、基本1枚で出てくる事が多いです。

織部焼は日々の日用品として使うのでなく、観賞用として使われる事が多いかと思います。

只し、向付けといった形は、織部焼は多々市場に出ることが多く、

日本人の料理屋さんが沢山買われる事が多いです。

向付けは値段も高値で取引されております。

織部焼の向付けは、緑涌の緑色だけの向付けだけでなく、

赤色である赤織部というのも人気があります。

赤織部になると、綺麗ですと5客で100万円以上する事は多々あります。

やはり珍しいと、骨董品は値段が高騰しています。

瀬戸焼、御深井焼、美濃焼

上記の焼き物は、岐阜県や愛知県などの東海地方にある窯から出来た焼き物となっております。

鎌倉時代から出来た窯だと言われております。

これらは、現在少しずつ値段が高騰しているイメージです。

何故かというと、現在料理屋さんだけでなく、一般の食卓でも使われる方が増えた為です。

瀬戸焼や美濃焼は、料理屋さんが良く買って頂くイメージでしたが、現在は御深井焼が人気になってきていると

感じております。

御深井焼は、小さい小皿から5寸サイズのお皿、長皿など幅広い形があります。

小皿だと、箸置きに使われたり、醤油皿として使われる事があります。

最近、ミシュランの料理屋さんも御深井焼の小皿を使われる事が多々あります。

珉平焼

兵庫県の淡路島 江戸時代幕末から出来た窯です。

このお皿は現在ブームとなっております。

日本の焼き物では、基本土物で地味な感じが多いですが、

珉平焼は黄色一色や、青一色、緑一色など、

派手なお皿が多く、今若者の間で人気なお皿となっております。

無地の柄であったり、龍の図柄、葉っぱの模様など様々な種類があります。

形も珍しい形もあり、菱形であったり、四方の3寸から5寸、また大皿など様々な形があるのも

珉平焼の魅力であります。

珉平焼の特徴では、目跡が3つついているのが特徴的です。

目跡とは、窯で物を焼く際に重ねてやくので、目跡というのが出来上がります。

瀬戸焼などは、土色をした目跡がありますが、珉平焼は白く3箇所なっているのが特徴的です。

珉平焼は現在、料理屋さんや、一般の食卓にも使って頂ける低価格な物ですので、

器の骨董を始める際に、買うのに1番適しているかもしれません。

 

中国の焼き物

古染付け

中国の焼き物では、古染付、又は古染め付けというお皿が現在日本でも人気となっております。

この古染付とは、中国の約400年ほど前に焼かれた景徳鎮民窯で焼かれた染付磁器で、
「虫喰い」と呼ばれる「ほつれ」(焼いた際にに釉薬の一部がかける現象)が見られます。

古染付は、青色の色がメインで多いですが、天啓赤絵といった赤絵や黄色などの入った

焼き物も存在します。

古染付は、5寸のお皿が多いですが、7寸サイズでのお皿もありますし、

香炉や茶碗や鉢、花瓶、徳利など様々な形があります。

古染付は、日本で大変人気でミシュランにある料理屋さんにも使われる事が多々あります。

日本人は、虫喰いを味の1つと捉えて、魅力を感じておりました。

しかし中国の方は、逆に虫食いというのは、

傷に見えるからという理由で、完璧でないという判断から評価は高くありませんでした。

ですが、現在中国の方でも、どんどん虫喰いについて評価が高くなっていき、

近年では古染付は値段は高騰しております。

美術館だと、日本民藝館などにも古染付は沢山寄贈されております。

古染付のコレクターは全国、いや世界にも沢山いらっしゃるので、

処分したいという方は、えびす屋で適正な値段で買い取りさせていただきます。

作家

作家のもので現在、器関係で高騰している方がいらっしゃいます。

それは、北大路魯山人(きたおうじろさんじん)です。

魯山人は食のプロフェッショナルで、全国の高級料理屋さんが扱いたいという

思いがあり、現在高騰しております。

北大路魯山人の作品は、お皿から、鉢、ぐい呑みや、長皿など

沢山の種類があり、どれも人気であります。

星ヶ丘という旅館から出来たお皿も、20年前より高値で現在、取引されるようになりました。

魯山人は、最近偽物がとても多いのですが、箱書きとセットで真贋する事が大切となっております。

箱がないことを骨董業界では、裸というのですが、裸だと値段がだいぶ下がります。

やはり偽物の作品も箱がないことが多いので、箱はとても大切な商品となります。

器などの買取ポイント

1
箱に入っているのか

茶碗やお皿は、箱に入っていると値段が通常の価格より高額で取引される事があります。

骨董業界では、箱書きの人の名前で、その人が持っていた物なんだと判断されると

その人物の評価が良ければ、通常より高額で取引される事があります。

例えば、青山二郎であったり、白洲正子、また美術館の箱書きなども

とても大切な箱書きとなっております。

是非、お皿などに箱があった場合、箱の裏にも箱書きがされている事があるので、

確認をしてもらえると幸いです。

作家のものでは、箱はとても大切ですので、箱は絶対に捨てずに保管してもらうのが大切です。

2
傷があるかないのか

器で傷があると半減することがあります。

見た目では傷がないと思っていても、ニュウ(乳)という、線が入っていると、

傷があることになり、値段はどうしても下がってしまいます。

そうならないように、保管する際は、物を重ねず保管する事が大切です。

えびす屋では、文房具専門店で、墨や硯なども買い取りしておりますが、

器や鉢、茶碗、お皿、向付けなども1つ1つ丁寧に真贋し、買い取りさせていただきます。

遺品整理等などで、古染付や、日本の焼き物などを処分したいという方は

是非えびす屋にお問い合わせ下さい。

ライン査定やメールでも簡単に回答出来ますので、お手軽にお問い合わせ下さい。

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