筆の種類

書道筆の歴史は、秦時代(紀元前221年~207年)に中国の武将、蒙恬が始皇帝へ竹軸の筆を献上した事が始まりとされています。日本では、仏教の発展に伴い文字を書き起こす為の道具として普及、発展してきました。中国の筆を「唐筆」日本の筆を「和筆」と言い、特に古い唐筆は骨董品として高い価値を持っている可能性があります。中国では実用的な筆以外に、鑑賞用の筆も作られるようになり、そのような筆はコレクターからも愛され、買取相場も高くなる傾向にあります。筆には兎毛、狸毛、羊毛、熊毛、鹿毛などが用いられます。持ち手部分は竹が一般的ですが、中には唐木、漆雕、翡翠など、鑑賞用として装飾を凝らした筆も存在します。骨董品として価値の高い筆は、やはり年代が古く希少性が高い物です。日本製の筆であれば広島県の熊野筆や小保田号などが有名です。作家作品の場合は高額査定が期待できますので一度、ご相談下さい。