中国美術の歴史と買取のポイントを解説
書道具の観点を利用とする目利きが、豊富な知識で中国美術の査定をさせていただきます。
中国美術の歴史
中国美術の歴史は、約6000年前からだと言われております。
当時、神様を祀る為に、王が祭祀で使う甲骨文字が書かれた亀甲や獣骨、青銅器の祭器を作ったのが、中国美術のはじまりだとされています。
青銅器には、甲骨文字だけでなく動物や神獣といったものも描かれており、ユーモアがあり、貴重な資料として大事に受け継がれています。
なぜ中国美術は高騰しているのか
中国では、19世紀から20世紀にかけて日本との戦争や、内紛の関係で中国美術が流出してしまいました。
しかし、現在は中国経済が発展していき、富裕層の方々が増え続けており、美術品を買い戻そうとしてます。
20年前に比べて、中国美術の高騰は大きな理由2点あり、 中国人富裕層の投資目的と、美術品が好きだという背景があります。
20年前に比べると、中国は経済が発展し、富裕層が増えました。
中国の方々は、中国時代を支えた皇帝と同じものを持ちたいという想いがあり、経済が発展した今、購入される方々が増えてきた現状です。
投資目的で買われる方は、株等で駄目になっても、美術品は高騰してる事は多々あるので、資産分用の為に買われる方に分かれます。
中国美術では、文房具以外にも漆といった堆朱や堆黒、仏像、青銅器、玉器、中国服、朱泥、煎茶道具（朱泥や、茶托、茶壷）、香木なども買い取り強化しております。
中国美術の査定チェック
中国美術には様々な高額商品があります。
査定をするのに、チェックをするポイントがあるので、参考にしていただけると幸いです。
中国美術品は、銘の存在が大切です。
高台という底の部分に、大明宣徳年製や、大清乾隆年製などの年号があると、値段が上がります。
写しという偽物が多くありますが、銘が有るのか無いかで、雲泥の差になりますので、銘があるのを確認するのが大切です。
様々な銘がありますが、変わった銘だと貴重性となり値段が上がります。
銘があるかをしっかり最初に確認しましょう。
傷があるかどうかによって値段は異なります。
特に中国美術品は大きく異なる場合が多いです。
中国人は完璧を求める嗜好であり、完璧であればあるほど喜ばれます。
傷があるとどうしても、金額が下がるので、しっかり保管する事が大切です。
骨董品は、箱に箱書きや、貼り紙、また書類などが入っていると値段が通常より上がります。
骨董業界では箱や紙の資料も美術品としての価値として評価致します。
紙や箱があるのなら、しっかり保管しましょう。
落款が押している事によって、値段は異なります。
しかし、最近の傾向では落款や判子が押していなくても、高額な掛け軸は増えてます。
掛け軸は古ければ古いほど、判子が押していない傾向があり、評価で高くなるのです。
掛け軸は、落款が無くても高額な取引になる可能性はあるので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
中国美術高額買い取り作家
ここでは、高額買取の可能性がある中国美術の作家をご紹介します。
もし、お手元にある作品に当てはまるものがあれば、ぜひご相談ください。
中国美術
中国美術の文鎮では、染付の磁器で出来たものや、古い銅器で出来た古銅など、
様々な種類が有名です。
中国美術の書鎮の中でも、木で作られたものや、
螺鈿などを細工されたものは、人気があります。
また動物の絵柄では、神獣のものの人気が高いです。
沈存周 ちんぞんしゅう
※茶托や茶壷などの錫関係で銘が入っている事があります。
孟臣 もうしん
※朱泥の急須に銘が入っております。銘の入りによって値段は異なります。
鐵画軒 てつがけん
※朱泥の植木鉢などに銘が入っている事があります。
千里 せんり
千里という螺鈿の銘が入っております。
螺鈿とは貝を貼り付けしたもので、茶托などに作品が残されてます。
偽物も沢山あり、千里という名前を使い、日本国内でも作られてきました。
醴陵窯
※中国の民国時代に作られたものですが、人気な作品です。
花瓶などに中国醴陵という銘が入っております。
二玄社 にげんしゃ
二玄社とは、台湾にある故宮博物館にある掛け軸やメクリなどを、印刷した会社です。
普段印刷だと何も売れないのですが、二玄社だと専門の会社が作ったという事で値段は多少つきますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
栄宝斎 えいほうさい
栄宝斎も二玄社と同じく、印刷の掛け軸などを専門的に作った会社で、印刷であっても栄宝斎だと値段がつきます。
ですが、二玄社の方が人気でがあり、栄宝斎だと少し安くなるイメージがあります。
中国美術高額買い取り作家
ここでは、買取強化を行っている中国美術の書画をご紹介します。
沈周 ちんしゅう
中国明時代の画家。
山水の絵などを描かれております。最後に沈周と書いている事が多いです。
文徴明 ぶんちょうめい
中国明時代の画家。国立故宮博物館にも収められており、大変人気のある画家です。主に書がメインの画家。
楽観は文徵明となっているものや、徵明などの判子を使っての書が多く発見されております。
董其昌 とうきしょう
中国明時代の画家。書や山水が描かれております。
其昌と文字が入っている事が多いです。
様々な落款があり、董其昌や其昌などの落款があります。
斉白石 さいはくせき
中国清時代末から中華人民共和国の画家です。
絵だけでなく、書や篆刻としても有名。
中国で一番人気があるといっても過言ではありません。
呉昌碩 ごしょうせき
中国清時代末から中華人民共和国の画家。
絵だけでなく、書や篆刻としても有名です。
斉白石に次ぐ2番目の人気を誇ります。
号が沢山あるのが特徴の1つ。
蒼石・倉石・倉碩。号に缶廬・老蒼などで篆刻や字を書かれていることが多々あります。
張大千 ちょうたいせん
書画家中華人民共和国の画家。
現代中国画の巨匠と言われております。2011年、とある美術品オークションで、斉白石やピカソを抜いた事で知られております。
趙無極 ザオ・ウーキー
中国民国時代の画家。
中国の水墨画の伝統に根ざし、東洋と西洋の美意識が融合する抽象絵画を描かれる。
趙無極 ザオ・ウーキーはリトグラフでも大変人気があります。
啓功 けいこう
中国 民国時代に書や山水の絵を絵が書かれた画家。
中国国内で人気のある作家です。
最近、偽物が作られておりますが、本物も多い画家です。
羅振玉 らしんぎょく
清末民初から満洲国にかけて活動した教育者として有名。
書などでも有名な画家。
掛け軸だけでなく、額に書かれたものも沢山あります。
箱書きもされており、この方は目利きで有名で、中国国内で大変人気があります。
この方が箱書きをしていると、価値が上がるので、箱などは大切に保管することをオススメ致します
溥儒 （ふじゅ）
溥儒（ふじゅ）は、清朝末から民国時代に活躍した書画家および収蔵家として有名です。
清皇族・愛新覚羅一家の末裔であり、芸術教育者としての顔があります。
山水、人物画を得意とした画風が多く、掛け軸や扇面などを描かれております。
王国維 おうこくい
1877年から1927年に活躍された学者。
掛け軸などがありますが、あまり数がなく珍しい作品となっております。
あまり数が残っていないので、中国国内で大変人気があります。
王震 おうしん
中国清朝末時代から、民国時代にかけて活躍した画家。
猫の絵や羅漢の絵、山水の絵など様々な絵を書いた画家で、中国国内、日本国内で大変人気があります。
偽物も多いですが、本物も沢山あります。
他にも沢山の中国書画の方は沢山おられますので、是非お気軽に査定のお問い合わせしてもらえると幸いです。
書道具買い取り専門店えびす屋の魅力
えびす屋では、東京美術倶楽部や大阪倶楽部、京都美術倶楽部などでも売ることが出来ます。
東京美術倶楽部は、全国で500名ほどしか会員になれておらず、えびす屋ではその一員として
骨董業界から認められており、販売することが出来ます。
信用があるからため、倶楽部という格式ある市場に入る事が出来ております。
まとめ
この記事では中国美術の歴史や中高価買取のコツ、評価項目などを解説しました。
花瓶や、壺など1点だけしかで所持しておらず、査定に困っている方沢山いらっしゃると思います。
えびす屋では、創業45年の確かな目利きから、1点ずつ丁寧に細かく査定いたします。
花瓶や壺など1点だけでも無料出張、即日現金での買取、ラインの無料査定などがが可能です。
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また、東京都だけでなく、全国で査定が可能です。実際に、四国のお客様からお問い合わせがあり、
弊社が一番高値の金額で買取をし、現金書留で終えた事例もございます。
文房具だけでなく、当店では皆さまのご自宅にある古いもの・美術品の買取も行なっております。お引越しに伴う整理や遺品整理・生前整理のお片付け、蔵や建物の解体前の整理など不要なものを処分する前に当店にご相談ください。
全国出張・見積もり無料でお伺いします。「うちには古いものは無いから………」という方もご安心ください。
昭和レトロの古道具や贈答品、昭和・平成の作家のものでもお値段がつく場合がございあります。
1点からでも買い取りいたしますので、お気軽にご相談ください。
ひとつずつ、丁寧に査定させていただきます。
蔵まるごとの査定や、残留品一括など、多量のお荷物でも対応可能です。
秘密厳守で全国各地へお伺い致しますので地元の方に内緒でお片付けもできます。
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