水滴とは?主な種類と高価買取のポイントを解説!

書道具の観点を利用とする目利きが、豊富な知識で書道用品 水滴の査定をさせていただきます。

書道用品 水滴イメージ

水滴は、書道や毛筆で使用する硯に水を注ぐための小さな容器です。
古来より文房具の一つとして重要な役割を果たすもので、その形状や材質は多岐にわたります。
コンパクトで美しい意匠の水滴は、コレクターにも人気があり、時代物の中には高い骨董価値を持つものも存在します。本記事では、水滴の主な種類と、高価買取のポイントについて詳しく解説していきます。

目次

水滴とは

水滴とは硯に水を注ぐ容器の事です。これには基本的に2箇所の小さな穴があいており、1つの穴に水をいれ、もう一つの穴から水を注ぐ仕組みとなっております。

現在は便利な墨汁で水滴を使わないのが主流となっておりますが、400年以降前は、硯に水を注ぎ、墨を摺って墨汁を作っておりました。墨を摺るために、様々な形の水滴のサイズがあります。

基本、古銅で出来た物が多いですが、石で出来ていたり、焼き物の磁器で出来ていたりします。

また、基本サイズは手のひらサイズで小さい物が多いですが、大きい物もあります。

水滴は文房具でも色々とありますが、「文房十宝」とも呼ばれるようになり、様々な時代から必要とされ愛されてきました。

書道用品 水滴イメージ

水滴の種類

水滴の種類には、さまざまな種類があります。
ここでは、中国・韓国・日本の水滴に関して特徴を解説します。

中国の水滴

水滴では、主に古銅のものから焼き物まで様々な形の水滴が存在しておりいます。
南宋時代(960年~1279年)から水滴は評価されており、日本では江戸時代の将軍徳川家は、南宋時代の水滴などを高く評価されており、実際に名古屋にある徳川美術館でも中国の南宋の水滴が置かれております。

文房具の始まりは中国から始まっている為、動物で出来たものや人物の寿老人で出来た等、可愛らしいものからカッコいいものまで幅広くあるのが魅力的です。

韓国の水滴

韓国の水滴は11世紀から19世紀まで作られており、磁器から石などの様々な形があります。
李朝時代の16世紀から分院では、桃から、蛙、神獣である獬豸(かいち) 、瑠璃色など、様々な形や変わった材質などの水滴があります。

高麗時代(11世紀)から水滴は存在しており、高麗青磁などの水滴は、緑釉がキレイだと高額な取引がされます。

分院時代でも、李朝時代の水滴はとても高額で取引されております。

李朝時代の水滴は、本当に面白く、定番は桃ですが、山の形である金剛山や、うさぎや魚など沢山の種類があります。

韓国国立博物館にいくと、水滴だけのフロアがあり、色々な作品の鑑賞が出来ます。

韓国の水滴は、日本人の方や韓国の方は美術品として高い評価をしており、美術品として高い評価を得ております。

日本の水滴

日本の水滴は、古銅だけでなく織部焼や、瀬戸焼、江戸七宝など様々なものがあります。

古銅の水滴では、牛、鳥、鹿、ナス、うさぎ、犬、猫などがあります。

焼き物では、織部や瀬戸、伊万里などありますが、銅器より値段があまり高くありません。

銅器の場合は、日本製でも中国の方にも高い評価を得ているので、50年前より現在の方が値段は上がっております。

ちなみに、日本と中国の古銅の水滴の違いでは、銅の抜けがあるかどうかと言われておりいます。業界用語では、短冊と呼び、その銅の小さな四方の形で継いでいるのがあると日本製だという判断になります。また銅の色も中国だと、黄色の色をしておりますが、日本の銅器は赤黒の色をしているのが特徴でもあります。

日本では、江戸時代から主流になったとされてます。

江戸時代に入ると文房具の主流が多くなり、沢山の江戸絵画が生まれたと考えております。

書道用品(水滴)の買取の評価項目

不要になった水滴が自宅に眠っている場合、適切に処分したいと考えるかたもいらっしゃるかもしれません。その際にただ処分するのではなく、高価で買取をしてもらえたら嬉しいでしょう。
ここでは、水滴を高額で買い取ってもらうためのポイントを詳しく解説します。

時代があるかどうか

文房具品の高いものは、真似をして作られているのが多い現状です。
その時代に作られたものなのかという、真贋が必要となってきます。

時代の真贋は、やはり古美術商をやっている方でしか分からない部分が大いにあります。
1つ1つ丁寧に査定をしてもらえる古美術商に買取をお願いすることが大事です。
 

状態が良いかどうか

水滴には、2箇所の小さな穴が空いており、そこからきちんと水が出るのかが大切なポイントです。
実際に使われる方もいらっしゃるので、水が出る確認をするのはは重要です。
また水滴は小さい為、落とされる方が多いこともありよく直ってます。
骨董品は完品が望ましいので、修理があるかによって価格は変わります。完品であるほど、高額になります。

また土から発掘で出てきたようなカセた物より、きちんと伝世のように大切に保管されてきたものの方が評価は高いです。
水滴によって値段が異なりますので、そこも大切な要素となります。

箱に入っているのが望ましいが例外もある

骨董品は出来れば箱に入っており、箱書きなどされている方が高値になりますが、水滴の場合はあまり箱に入っているものが無いため、箱に入っていなくてもきちんとした値段がつきやすいかと思い。
※あまり箱に入っているのが無い為。

箱に入っていると、箱書きなどで値段が上がることがあります。箱書きが有名な方だと、骨董業界ではその箱書きをしている人が持っていたものをブランドとして持ちたいと思うので、通常の値段より値段が上がります。
箱があり箱書きが書いてあれば値段が通常より上がることがあるため、是非箱は持っておくことをおすすめします。

材質が良く、時代がきちんと古いものであるか

同じような材質でも、上手のものを使われているかによって水滴の値段は異なります。
時代が同じように見えても、少しの時代が違うだけで値段は異なることもあるので、
その部分はやはり目利き力が大変必要となってきます。

書道具は小さいモノが多く、箱に入っていないとあまり価値がないと思われる方は沢山おられますが、箱が無くても、1点だけでも高額な取引がされる事があります。
価値がないと思っていた文房具が、高額な取引がされるのは良くありますので、捨てずに査定をする事が大切です。

書道具は、日本人だけでなく、中国人や韓国人の方も好きな方が多く、高額な値段で取引がされております。

現在、日本の市場では、中国の書道具が高額取引されておりますが、韓国の書道具も李朝なども高額取引されますので、是非お気軽にお問い合わせください。

えびす屋の魅力

えびす屋では、東京美術倶楽部や大阪倶楽部、京都美術倶楽部などでも売ることが出来ます。
東京美術倶楽部は、全国で500名ほどしか会員になれておらず、えびす屋ではその一員として
骨董業界から認められており、販売することが出来ます。
信用があるからため、倶楽部という格式ある市場に入る事が出来ております。

まとめ

この記事では水滴の歴史や高価買取のコツ、評価項目などを解説しました。
水滴1点だけしかで所持しておらず、査定に困っている方沢山いらっしゃると思います。

えびす屋では、創業45年の確かな目利きから、1点ずつ丁寧に細かく査定いたします。
水滴1点だけでも無料出張、即日現金での買取、ラインの無料査定などがが可能です。
ラインやメールにて無料でアドバイスも出来ますので、是非お気軽にお聞きください。

また、東京都だけでなく、全国で査定が可能です。実際に、四国のお客様からお問い合わせがあり、
弊社が一番高値の金額で買取をし、現金書留で終えた事例もございます。

文房具だけでなく、当店では皆さまのご自宅にある古いもの・美術品の買取も行なっております。お引越しに伴う整理や遺品整理・生前整理のお片付け、蔵や建物の解体前の整理など不要なものを処分する前に当店にご相談ください。

全国出張・見積もり無料でお伺いします。「うちには古いものは無いから………」という方もご安心ください。

昭和レトロの古道具や贈答品、昭和・平成の作家のものでもお値段がつく場合がございあります。

1点からでも買い取りいたしますので、お気軽にご相談ください。

ひとつずつ、丁寧に査定させていただきます。

蔵まるごとの査定や、残留品一括など、多量のお荷物でも対応可能です。

秘密厳守で全国各地へお伺い致しますので地元の方に内緒でお片付けもできます。

えびす屋では、お客様の自宅訪問での買い取りだけでなく、オンライン買い取りでも手続きを終える事も可能です。

簡単に無料査定が出来ますので、是非お気軽にえびす屋にまでお問い合ください。